二人の出会いは共通の趣味である車。
はじめは趣味の場で会う車好き、仲間の一人だった。
そんな二人が家を建てることになったのは、、、
◇サイズ:W2,500×H700×D1,200mm
◇素材:ナラ材
◇仕上げ:オイル加工+ガラスコート
◇サイズ:W3,600×H2,100mm
◇素材:パイン材
◇仕上げ:オイル加工
3重サッシの窓は、窓際でも冷たく感じず、さらに計画換気により結露もありません。
S様そうですね。昔から寺社仏閣を建てる人に家を建ててもらおうって、なんとなく思ってたんですよ。…そういう建築ができる人、木と友達の人。で、聞いていたら「そんな家建てまっせ」て言われて、家具見てすごいなー、家見てすごいなーって。これは辻さんに頼むしかないなーと。
S様それはもう一番ですね。辻さんと知り合う前からずーっと、住宅展示場とか回っていろいろ話聞いて。でも納得できなくて。
S様やっぱり「木のお家」ですよね。ヒノキの家を建てて頂けるという。辻さんとこ見に行って、モデルハウス見に行って、衝撃でした。あ!コレ!って。「これが欲しかったんや。」って。
辻社長(以下辻)覚えてないなー。
S様覚えてないですね。散々言い合ったのに。
S様(設計は)スッといったんですよ。建蔽からなにから実はスレスレで。好きなように設計したらこうなったんですよ。
S様全くないです。必要な要素がーって詰め込んであとはまあ、勉強しますよね。2、300冊ぐらい本読みましたよ。
S様もう、なんか勉強しまくりましたね。で、そうなるとこの家の良さがよくわかりますよね。勉強すればするほどよくわかりますよ。
S様120%ですよね。すべて叶ってるので。なんせ住居性能がいいです。もう、なんの不満もないです。
S様気温ですね。やっぱり環境のコントロールっていうのが。隙間度?そういうのを性能評価するんですけど。ようするに一平方メートルあたり何センチの穴が空いているかっていう。西日本地域は、家の壁一平方メートルあたり5センチ平米以下が高気密住宅なんですよ。で、北海道地域は2センチ平米以下。で、うちはね0.16しか空いてないんですよ。
S様そうするとね。計画換気とかね、そういうのがちゃんとうまいこといくんですよ。
S様そうそう。それと、とりあえずもうこの窓ですわ。3重サッシになってるんで。窓際いっても冷たくないんですよ。(外の寒さが)全くわからない。
辻それは皆さんいいますよね。
S様あとは汗をかかない(結露しない)。冬場でも。
辻鍋やっても出ないでしょ?
S様全くでないです。一滴も見たことない。非常に便利、拭かんでいいので(笑)
辻と、きちっと断熱しているからですね。熱っていうのは熱いとこから冷たいところへ行くので。その熱伝導の高い部材っていうのは使ってないんです。普通アルミサッシが多いですよね。でも、ここって木製ですよね。ガラスは結露しなくてもサッシで結露する家って多いですよね。それすらしないっていう。このガラスがあることでこのお家の性能はすごくいい。国産のアルミサッシ入れてたらさっき言っていた0.16っていう数字はでないです。100%でないです!
S様こんなんで木製である(サッシを)、見たときに感動したんですよね、辻さんの所で。見たこともないような窓の設計なので。だいぶ聞きましたもん、これなに?って。
辻そうですね、もう僕よりよう知ってるんちゃう。
S様イヤ…この窓はやっぱりいいですよね。すっごい明るいですし。
辻綺麗に使って頂いてるなって。経年で木が焼けたり動いたり。そういうメンテナンスもさせて頂きながら、これも「我が子」ですわ。ある意味身体の一部みたいな。なんかそういう感覚というか、もう生きもんですよね。
S様仏像彫ったみたいな感じやと思います。プロダクトを造って売ったっていう感覚じゃない。たぶんね。
辻そうですね。“モノ”の売り買いとかそんなん違いますね、一切。
S様手をかけて作ったものに魂が入っているような。ここはね、劣化っていうかね、例えば(梁に)隙間が空いているとかねそういうのが、いいんですよ。亀裂が。本当に割れてきてっていうのがいいな~!って思うんですよ。悪さじゃなくてね。まあ、愛でられるというんですかね。
二人のこの家への愛がひしひしと伝わってくる数々のお話。
語り合う姿からは家を建てる側・建ててもらう側という感覚ではなく、一緒に建てた・一緒に魂を込めた。
そんな印象を受けました。家なんですけど、自慢の息子の話をされているような
そんなほっこりとした気持ちになりました。