オーダーメイドスピーカー♪
先日のウォールナットの正体は・・・
そう!スピーカーでした!!
最近はスピーカーのエンクロージャーのオーダーも少なくなく、
拘りの形や素材、そしてオリジナルの音を追求される方が多いです。
今回はオーダーして頂いた方の形状と全く同じ物を制作し、音の調整がされます。
そしてリファインされ別のスピーカーとして制作されます。
スピーカーといても単なる箱ではありません。
正直、家具を制作するよりも時間もコストもかかります。
音の違いは素材や形状、厚み、補強場所、吸音、ターミナル等全てにおいて変化してきます。
因みに今回の試作ではスタンダードな仕様です。
ポート形状を上下スリット形状とし、音のセッティングでスリットの隙間を変えていきます。
特に低域の量感等はこのスリット形状と開口面積で大きく音の変化が現れます。
内部補強もこのように。
その後、吸音材を必要な部分に施します。
吸音や補強の素材でも音の変化はきっちりと現れます。
この開口に装着されるユニットはUREI809Aで有名なJBLユニットとホーンの同軸タイプです。
左端に写っているのがそのユニットの一部です。
そして装着されたスピーカーは・・・。
当社工房の3Fモデルハウス内で爆音でテストされます。
使用機器は主に業務用アンプで凄まじい駆動力です。
今回のパワーアンプはJBL6290×2でテストです。
初めは24Hエージングで馴染ませます。
その間でもおとの変化は大きく、だんだんとまとまりが良くなっていきます。
エージングが進んだ後はセッティングの連続です。
さあ・・これからどれだけの時間がかかるのでしょうか???
当工房には他にも20台程のアンプ等音響機器があり、それらによって調整する事も可能ですが、
多くのお客様は当社のセットアップされたJBL4350Aを試聴して頂き、感動して頂いておりますので
今回のスピーカーも同じく多くのお客様に感動していただけるよう頑張ります!!
次回は当モデルハウスの音響機器をご紹介出来ればと思います。