解体作業。
現在、滋賀県在住のお客様からのご依頼で、昭和元年に建築された建物を解体させて頂いている所です。
この時代の建築物を解体すると現在の木造建築には無い素晴らしい部分が多く見受けられます。
例えば画像の様に込栓を使った仕口は、弊社でも多用致しますし現在でも健在では在りますが・・・。
実際の所、どれ位の工務店さんが実用されているかは定かでは御座いません。
因みに、このうっすら赤い顔料は「べんがら」です。
「べんがら」とは、天然の酸化鉄から取れる赤色顔料で、インドのベンガル地方から輸入されたことからこの名前になったと言う説が有力とされています。
「べんがら」については、どんどん深みに嵌まって行くので、興味のある方は一度ゆっくり調べてみて下さい。
今回の解体作業で学ぶ素晴らしさは、これだけでは御座いませんが、話の続きはまた明日にさせて頂きたいと思います。
本日は、この辺で失礼致します。
武田